秋甘泉と新甘泉の違いはどうなってるのか特徴ごとに分別してみました!
鳥取県の特産品である和梨 秋甘泉(あきかんせん)と新甘泉(しんかんせん)は名前が似ているので、違いについてまとめてみました!
秋甘泉と新甘泉の違いは?
鳥取オリジナル品種の秋甘泉と新甘泉の違いを見るために、それぞれの特徴を見てみましょう!
秋甘泉の特徴は?
まず、秋甘泉は二十世紀梨の品種の1つであるおさ二十世紀と豊水を掛け合わせることによって誕生した比較的新しい品種です。
おさ二十世紀というのは、人工受粉をする必要がない二十世紀梨の事で、1978年に鳥取県東伯郡泊村で長昭信氏によって発見されました。(通常の二十世紀梨は人工受粉する必要があります)
そして、豊水は果汁が多い果肉に糖度が強くて程よい酸味があるのが特徴の赤梨です。
つまり秋甘泉は、二十世紀梨に豊水の特徴を組み合わせた新たな品種として誕生したことになります。
新甘泉の特徴
秋甘泉と名前が似ている新甘泉は、筑水梨とおさ二十世紀梨を掛け合わせて誕生した新たな品種です。
筑水とは、豊水に八幸を掛け合わせた誕生した和梨で、柔らかい果肉は糖度が高くて酸味が少ないことから甘味が強いのが特徴です。
そのため、秋甘泉と新甘泉には親の掛け合わせに違いが存在しています。
- 秋甘泉 おさ二十世紀×豊水
- 新甘泉 筑水梨×おさ二十世紀梨
秋甘泉と新甘泉の時期の違い
鳥取のオリジナル品種である秋甘泉と新甘泉は旬を迎える時期にも違いが存在しています!
- 秋甘泉 9月中旬~10月上旬頃
- 新甘泉 8月下旬~9月上旬頃
旬を迎える時期を見比べてみると、秋甘泉は新甘泉の旬の時期が終わると同時に出回るようになるという感じです。
しかし、9月中旬頃を過ぎても新甘泉が売られているのを鳥取県内で見かけますし、秋甘泉と一緒に売られている店舗も中には存在しています。
秋甘泉と新甘泉の分別は味だと?
鳥取のオリジナル品種である、秋甘泉と新甘泉は味の部分で分別してみるとそれぞれこんな感じです!
秋甘泉の味の特徴
まず、秋甘泉を食べてみた時の味の印象ですが、和梨特有のシャキシャキ感の中に果汁がたっぷりと入っていました。
甘味は強くて酸味が弱いという味わいになっていて、豊水の特徴を含んでいると感じました。
新甘泉の味の特徴
その一方で新甘泉の味の特徴は、一口食べた瞬間に感じる蜜のように濃厚な甘さで酸味は感じられませんでした。
肉質も柔らかいことからも、筑水梨の特徴が組み合わさっていると食べた後で実感しました。
秋甘泉と新甘泉を食べ比べてみた印象としては、新甘泉の方が甘味が強いと感じました。
その一方で、和梨特有のシャキシャキ感は秋甘泉の方が強いという印象です。
秋甘泉と新甘泉の違いまとめ
鳥取オリジナル品種である秋甘泉と新甘泉の違いについてまとめてみましたので、旬を迎えるシーズンに食べる際に参考にしてもらえたらと思います。
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